大空(おおそら)遺跡出土弥生土器 53点

考古資料

指定区分   市指定有形文化財

指定年月日 平成10年6月1日

所在地    高松市歴史資料館(高松市昭和町一丁目2−20)

解説
 当該土器は、昭和29年7月、高松市高松町大空(おおそら)、通称すべり山から出土したもので、地元の小学生によって偶然発見された。土器出土の報告を受けた小学校教論小竹一郎氏は、弥生土器64個体分、石鏃1点、貝殻を発掘し、これらを「高松市高松町すべり山出土弥生式遺物報告書」を作成して発表した。昭和36年に「弥生式土器集成」(日本考古学協会)の中で紹介されると、「大空式」という呼称で、瀬戸内地域を代表する土器群として広く学会に認知されるに至った。
 これらの遺物は、昭和30年に当市美術館に石鏃と土器の一部が移され、残りの土器と貝殻は小竹氏が保管していたが、平成4年に当市に寄贈された。美術館所蔵分も合わせて当市歴史資料館にて収蔵しているが、長い年月の間に紛失したものもあり、土器53点が残されている。
 当該土器は、香川県における弥生土器研究において、弥生時代後期初頭を代表する土器群として、今もなお不可欠な資料となっている。また、近年の発掘調査により、大空遺跡直下の谷間からは、大空遺跡とほぼ同時期の集落跡が発見されており、両者の関係が注目される。
 指定土器53点の内訳は、次のとおり。広口壷5点、長頸壷4点、細頸壷2点、甕16点、高杯4点、把手付鉢1点、鉢2点、器台8点、製塩土器11点 。

土器の写真


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