紙本墨書清拙正澄墨蹟 平心字号 (嘉暦戊辰之秋)

書跡

指定区分   重要文化財

指定年月日 昭和18年6月9日

所在地    香川県立ミュージアム(高松市玉藻町5−5)

解説
 この墨蹟(ぼくせき)は「平心(ひょうしん)」と横書きにした、字号(じごう)に続いていた偈頌(げじ)(仏の徳をたたえる詩)を切り離したもので、もと徳川将軍家が所蔵していたが、寛永13年(1636)将軍秀忠から小堀遠江守(とうとうみのかみ)政一に賜り、のち転々としているうちに切り離され2幅となった後半部である。縦32.5センチ、横64センチである。字号とは禅宗で弟子に号を与えたとき師僧が書いて与えるもので、この字号は尾張国(愛知県)定光寺の開山となった覚源禅師平心(かくげんぜんじひょうしん)処斉に嘉暦3年(1328)清拙正澄(せいせつしょうしょう)が書き与えたものである。清澄は中国東北地方福洲の人で日本に渡来し、鎌倉の建長寺からのち京都の建仁寺に住んでいたが66歳で死去した。
〜 高松市歴史民俗協会・高松市文化財保護協会1992年『高松の文化財』より抜粋 〜 

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