絹本著色観音功徳図(伝鶴州筆) 六曲屏風、 二曲屏風

絵画

指定区分   重要文化財

指定年月日  明治34年3月27日

所在地    法然寺(高松市仏生山町甲3215−1)

解説
 観世音菩薩普門品(ふもんぼん)(観音経)による観世音の功徳を表わす屏風絵である。40面のうち、始めと終わりに釈迦三尊と観世音菩薩を描き、他の38面は各隈取(くまど)りした円相に観音の諸相、その下に衆生を教化(きょうげ)し、霊験を現わす場面が、大和絵の伝統に中国画の様式をとり入れ、鮮やかな色調で克明端正に描かれている。上部に黄檗高泉(おうばくこうせん)筆という観音経の文句が貼り付けてある。筆者の鶴州は、土佐派から出て住吉家を再興し、幕府の絵師となった広道(如慶(じょけい))の二男で名を広夏と言い、加賀藩(石川県)に絵師として仕えるが聾(ろう)を病んで職を辞し、出家して鶴州と号した。摂津国(兵庫県)高槻(たかつき)の東光寺を中興したが、元禄元年(1688)高松初代藩主頼重に招かれて、仏画などを描いた。頼重の没後宮脇村の自性庵に居り、晩年には同所に建てられた黄檗派(おうばくは)祥福寺の開山となった。
〜 高松市歴史民俗協会・高松市文化財保護協会1992年『高松の文化財』より抜粋 〜 

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