絹本著色十王像 陸信忠筆

絵画

指定区分   重要文化財

指定年月日  明治34年3月27日

所在地    法然寺(高松市仏生山町甲3215−1)

解説
 十王は冥界(めいかい)で死者を裁く10人の王(秦広(しんこう)王・初江王・宋帝(そうてい)王・五官王・閻魔(えんま)王・変成王・秦山王・平等王・都市王・五道転輪王)である。冥土へ行った死者は初七日から三年忌まで忌日毎に秦広王から順次に生前に犯した罪を裁かれる。しかし供養によって罪科を免れると信じられ、悪業を戒め、後生安楽を願って十王像が作られた。十王信仰は唐末五代から宋代に盛んになり、わが国でも鎌倉時代に盛んであった。
 この画は、南宋末浙江省寧波(にんぽー)の仏画師陸信忠の筆になり、わが国へ請来(しょうらい)されたものである。もと横長の大幅であったが10幅(ふく)に分け、額装になっている。絹地に濃い彩色と細かい描線で冥官の厳しい裁判の様子が写実的に描かれている。画面の上隅に十王の名とその忌日を司る本地仏の名が書かれている。同寺には十王像を安置した十王堂(閻魔堂)もある。
〜 高松市歴史民俗協会・高松市文化財保護協会1992年『高松の文化財』より抜粋 〜 

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