市長定例記者会見(平成30年1月9日)

日時・場所

(日時)平成30年1月9日(火曜日) 11時30分〜11時55分
(場所)4階会議室

報告事項

(1)高松市健康づくりウォーキングマップの作成について
(2)台湾基隆市への公式訪問団派遣について

市長説明

 おはようございます。
 それでは、定例記者会見を始めます。
 今年、初めての定例記者会見ですので、一言、年頭の御挨拶を申しあげます。
 昨年末に、政府からは、今の年号である「平成」が、31年の4月末までとなることが発表されました。この「平成」時代も、あと1年と数か月となったわけです。
 このような中で迎えた今年、2018年は、今後も本市が発展を続け、新たな年号への飛躍につなげるための一年としていきたいと思います。
 そのためには、市民の皆様が本市に愛着や魅力、価値を感じ、「住みやすい」、「住み続けたい」と思えるようなまちづくりをしていくことが肝要であり、本市の最上位計画の「第6次高松市総合計画」の下、市民の皆様が本市に愛着を持ち、持続可能なまちとして発展していけるよう、各種の取組を前進させていきたいと思います。
 今年の主な取組を挙げますと、まず、人口減少社会におけるまちづくりとして、「多核連携型コンパクト・エコシティ」では、その具体的な進展を後押しする立地適正化計画をこの3月末までに取りまとめます。
 また、9月には仏生山町に移転整備をしている「新病院『高松市立みんなの病院』」の開設を予定しており、病院を核とするまちづくりにも鋭意取り組んでいきたいと思います。
 このほか、市民の皆様が「住みやすい」と思い、本市への愛着を一層高めていただくため、福祉施策にも、引き続き、力を入れていきたいと思います。
 特に子育て世代を支えるための、保育所等の待機児童の解消に向けては、引き続き、全力で取り組み、他の子育て施策等と合わせて、切れ目のない子育て支援策を実施することで、子育てしやすいまちとしての高松を目指していきます。
 もう一つは、医療と介護の連携です。団塊の世代が全て75歳以上の後期高齢者となる2025年まであと7年となっています。今年は、6年に一度の診療報酬と介護報酬の同時改定もあります。この2025年問題に向けては、実質的に今回の報酬改定が最後の同時改定となるため、今年は非常に重要な年になると考えています。
 このほか、本年5月には、本庁舎西隣に、常設の災害対策本部機能を始め、消防局、上下水道局機能を集約した「高松市防災合同庁舎『危機管理センター』」が供用開始となる予定であるほか、都市計画道路の木太鬼無線「西春日・鶴市工区」については、来年度早期の供用開始に向けて整備を進めています。
 また、3月には、今回で4回目の開催となる、「高松国際ピアノコンクール」を開催するほか、9月には、環境・大気化学に関する本格的な国際会議である「第14回iCACGP・第15回IGAC合同国際会議」の開催が予定されています。
 さらには、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを2年後に控え、9月1日・2日には、「日本パラ陸上競技選手権大会」が屋島レクザムフィールドで開催される予定です。
 こうした機会を捉えながら、本市の魅力をPRし、高松の内外での認知度や都市としての魅力を更に高め、そしてそれを市民の「シビックプライド」に繋げて、地方創生の方向性を確実にしていきたいと思います。
 迎えた2018年の今年、次の時代への高松市としての飛躍に向けて、また、本市総合計画に掲げる「活力にあふれ 創造性豊かな 瀬戸の都・高松」の実現に向けて、まちづくりを鋭意進めていきます。私自身が先頭に立ち、市役所職員一同、新たな気持ちで市政の推進に努めていきますので、皆様方には、引き続き御理解と御協力をよろしくお願いします。

 それでは、題材に入ります。本日の題材は2点です。
 1点目は「高松市健康づくりウォーキングマップの作成について」です。
 本市では、健康増進計画「高松市健康都市推進ビジョン」において、健康づくりの推進方策の一つとして、歩くことが最も継続しやすい運動で効果があることに着目し、「毎日プラス1,000歩」歩くことを目標に定めて、市民の皆様にウォーキングを始めとする運動の啓発を行っているところです。
 また、地域においては、それぞれでコースを定めたウォーキング大会等のイベントを開催するなど、ウォーキングによる健康づくりの気運が高まっているところです。
 このようなことから、44の地域コミュニティ協議会や保健委員会の御協力の下、市民の皆様が地域で慣れ親しみ、活用している身近なウォーキングコースを取りまとめた「高松市健康づくりウォーキングマップ」を作成しました。
 今後は、このウォーキングマップを活用して、毎日の散歩や家族や友人・職場の仲間などと一緒に、生活の中での身近な運動としてウォーキングを取り入れていただきたいと思います。

 2点目は「台湾基隆市への公式訪問団派遣について」です。
 この度、1月18日から20日の日程で、私を団長とする公式訪問団が台湾基隆市を訪問します。
 基隆市への訪問は、当初、昨年8月に予定していましたが、台風の接近に伴い延期していたものです。
 基隆市とは、昨年5月1日に、基隆市から林市長を始めとする公式訪問団に御来高いただき、玉藻公園披雲閣において、相互の理解と交流を深めることを目的とした交流協定を締結したところです。今後、観光振興のほか、文化芸術、教育、スポーツなど、多方面における交流を深めることとしています。
 今回の訪問では、基隆市長への表敬訪問を行い、今後の具体的な交流について意見交換を行うほか、基隆港視察や株式会社台湾港務会社への訪問等を予定しています。
 基隆港は、台湾における大型クルーズ船の寄港拠点となっており、12万トン級のサファイア・プリンセスを始めとして、多くの客船が寄港していると伺っています。現在、高松港への大型クルーズ船の寄港数はまだまだ少ない状況にあることから、今回の訪問を機に、基隆港を母港とする大型クルーズ船が高松港に寄港していただけるよう、基隆市を通じて働きかけるなど、大型クルーズ船の誘致を進めていきたいと思います。
 また、本市は、先月、2020年東京オリンピック競技大会・パラリンピック競技大会において、台湾を相手地域として、ホストタウン及び共生社会ホストタウンに登録されたところです。
 今後、交流協定を締結している基隆市との関係性を生かしながら、台湾とのネットワークを更に深め、観光、文化、スポーツ等の面から幅広く交流を推進することで、本市のブランドイメージの向上や相互の地域の活性化につながるよう努めていきます。
 
 私の方からは以上です。

記者との質疑応答要旨

【記 者】
 今年、一番力を入れたいことや目標を漢字一文字で表すと

【市 長】
 漢字一文字の抱負については、一昨年に初めて「寛」という字を挙げさせていただき、昨年は「繋」という字を挙げさせていただいた。今年は、いろいろ考えたが、「誇」という字を挙げさせていただき、シビックプライドを醸成し、確立していける年にしたい。
 平成19年に高松市長選挙に立候補をする際、私はマニフェストに、「イノベート高松 夢と誇りを持って!」をスローガンに掲げ、全ての市民が高松というまちに誇りが持てるようなまちにしていきたいということを、このテーマに込めた。
 市長に就任して丸10年が経過し、この間、「瀬戸内国際芸術祭」を始め、「高松国際ピアノコンクール」や「日仏自治体交流会議」を開催したほか、「G7香川・高松情報通信大臣会合」の会場として本市が選ばれており、高松市の知名度や魅力が国内外に知られるようになってきたのではないかと思っている。
 また、一昨年の香港線の就航等により、高松空港では、平成28年度における旅客数が185万人に達し、海外からの旅行客、いわゆるインバウンドも確実に増加してきており、平成28年の県内における外国人延べ宿泊者数は、対前年比で7割以上の伸び率となり、全国第1位を記録した。
 これらを鑑みると、本市の都市としての魅力や価値が増しているのは確かであり、市民の皆様がふるさと高松に誇りを持っていただけるようなまちになってきたのではと考えている。
 これをさらに確かなものとするために、今年もいろいろなイベント等をきちんと成功させ、シビックプライドの醸成を確実に図っていける年にしたい。


【記 者】
 高松市防災合同庁舎の機能面でのメリットや期待することについて

【市 長】
 高松市防災合同庁舎については、本市の危機管理部門を一堂に会する、防災業務の拠点として、現在、整備している。そのうち災害対策活動の中心となるのが、消防の本部機能で、現在消防局庁舎にある本部機能と指令管制室を防災合同庁舎に移転し、消防指令センターを設置することで、災害等の対応に当たる拠点とするほか、さらに、上下水道局の機能を防災合同庁舎に入れることにより、災害発生時におけるライフラインの対応等についても、活動の拠点となるようにしている。また、4月1日から本格的に事業を開始する香川県広域水道企業団の本部も防災合同庁舎に入ることとなっている。
 また、本市の危機管理部門の危機管理課が入るほか、常設の災害対策本部室を設置し、災害発生時の情報拠点や指揮命令拠点となる災害対策本部機能を有した、安全安心のまちづくりの中核施設として、高松市防災合同庁舎(危機管理センター)を整備している。
 今後のスケジュールについては、工期どおり2月28日に竣工予定であり、竣工後には、新たに高機能消防指令システムや関連工事等を行った上で、まずは、香川県広域水道企業団本部が入居し、4月1日から業務を開始することとなっている。それから4月24日に落成式典を行い、5月上旬から、順次関係部署が移転を開始して、5月末までには全ての移転を終え、稼働となる予定である。
 なお、大規模災害時に業務が停止しないよう、免震構造を採用しており、さらには、非常用発電機設備についても、3日間稼働するように設置しているほか、電力についても、予備回線を含め、2回線の電力を引き込んでいる。また、4日間対応可能な、飲料水兼用の耐震性貯水槽も設けており、大規模災害等発生時の拠点として機能できる施設として整備している。


【記 者】
 今年、開通30周年を迎える瀬戸大橋の高松市における位置付け

【市 長】
 昭和63年4月10日に開通した瀬戸大橋は、今年の4月10日で30周年を迎える。それまで海で隔てられ、陸でつながっていなかった四国の地が、本州と直接つながるということで高松、香川のみならず、四国全体にとっても画期的な大きな出来事であったと思っている。
 瀬戸大橋が開通するまでは、高松市は四国の玄関口として位置付けられており、当時は航空路線がそれほど発達をしていなかったこともあり、四国の中の旅客は、高松に集まり、高松から連絡船で宇野に渡り、そこから大阪や東京に行っていた。また、帰ってくるときも宇野から連絡船に乗って高松に渡り、そこからまた四国全体に帰るというのがほとんどであり、まさに名実ともに四国の玄関口として発展を遂げてきた。
 そういう意味では、瀬戸大橋の開通により、四国の玄関口としての機能が分散され、高松の中枢拠点性がかなり薄れるのではと懸念されていたが、結果として今日ある程度発展的な形で高松市がまちとして存続していることを考えると、それほど大きな影響はなかったのではないかと考えている。逆に、高松と岡山が電車で50分程度で結ばれたことにより、中枢拠点性はある程度保たれたままになっているのではないかと思う。
 また、瀬戸大橋のほか、大鳴門橋、明石海峡大橋、しまなみ海道とそれぞれの橋が開通し、そういう時代にあったまちづくりをその都度考えながらやってきた先人たちの努力もあり、高松のまちはある程度中枢拠点性を維持しながら、活気あるものとして今日まできていることから、瀬戸大橋の開通が大きくプラスに影響した部分も相当あるのではないか。具体的に分析まではしていないが、プラスマイナス両面あったのではないかと考えている。

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