平成26年第1回高松市議会定例会市長提案説明(所信表明)

 平成26年第1回高松市議会定例会が開会されるに当たり、提出いたしました諸議案の説明に先立ち、所信の一端を申し述べたいと存じます。
 まず、昨年末には、本市職員が、窃盗容疑により逮捕されるという、市民の信頼を大きく失う、誠に恥ずべき事態が発生いたしました。私は、年頭の仕事始め式において、改めてコンプライアンスおよび公務員としての自覚を徹底する旨、職員に訓示したところでございます。
 これまで、度重なる不祥事に対し、その都度、必要と思われる対応を採るとともに、一昨年、12月には高松市職員の倫理および公正な職務の執行の確保に関する条例を制定し、信頼回復に努めていましただけに、誠に遺憾に存じております。
 今後、二度とこのようなことが生じないよう、リスクマネジメント会議や、朝礼の励行を始めとして、風通しの良い職場づくりを通じて、再発防止と市民皆様方の信頼回復に、より一層、取り組んでまいりたいと存じます。
 さて、我が国の経済状況は、その再生に向けて放たれた、大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略の「三本の矢」、いわゆるアベノミクスの効果に よって、円安・株高が定着してきており、長引くデフレ不況から脱却しようとしております。
 このような状況の下、安倍首相は、去る1月に召集された第186回通常国会の施策方針演説において、今国会を経済の「好循環実現国会」と位置付け、4月の消費増税への対応について、「経済対策により持続的な経済成長を確保する」と表明し、引き続き経済再生に取り組む決意を示したところでございます。
 しかしながら、地方経済においては、いまだ景気回復が実感できないとの声も多くありますことから、国におきましては、政策の優先課題として地方経済の活性化に取り組んでいただき、景気回復の実感が全国津々浦々まで届くよう、今後とも、更なる景気対策が実行されることを期待しております。
 一方で、都市制度の在り方についての見直しが進められる中で、市民に最も身近な我々基礎自治体は、日々の行政サービスを継続的に提供していくという使命の下、人口減少、少子・超高齢社会の到来という時代の潮流を、知恵を絞りながら市民とともに乗り越えていかなくてはなりません。そのためには、将来のまちづくりのあるべき姿を、しっかりと見据え、自らが有する権能や地域資源を最大限に活用する主体性を発揮するとともに、新しいものを生み出していく創造力に磨きをかけていかなければならないものと存じます。
 本市におきましては、今年、第5次高松市総合計画の最終の実施計画となります、第4期まちづくり戦略計画が始まります。この戦略計画の策定に当たりましては、これまでの計画との継続性にも配慮しつつ、総合計画の集大成として、総合計画に掲げた施策目標の達成に主眼を置いた調整を行いました。
 また、外部評価である市民満足度調査の結果を踏まえるとともに、内部評価である行政評価の結果を活用しつつ、年度途中における施策・事業の進捗状況を確認しながら調整を行い、新たに着手・拡充する施策・事業を含めた、向こう2年間における施策・事業を取りまとめたものでございます。今後、これを毎年度の予算編成および事業実施の指針として、総合的かつ計画的な市政運営とまちづくりを推進してまいりたいと存じます。
 また、私が、まちづくりを進めていく上で「持続可能性の先に灯す希望」と位置付けております、「多核連携型コンパクト・エコシティの推進」や「コミュニティの再生」、「創造都市の推進」、「地域包括ケアの実現」を重点取組事業の柱として、将来のビジョンや在り方をしっかりと見据えながら、今、必要とされる施策・事業を着実に実施してまいりたいと存じます。
取り分け、創造都市の推進に関しまして、今年は、瀬戸内海国立公園が、昭和9年に我が国最初の国立公園として指定されてから、80周年という記念すべき年でございます。指定日である今月16日には、屋島や寒霞渓、鷲羽山で記念事業のキックオフイベントが開催されるとともに、7月には、国、県および本市主催の記念式典が、本市で開催されます。
 また、本市が昨年から取り組んでおります屋島活性化キャンペーンや、県と連携してサンポートで開催する香川ウォーターフロント・フェスティバルなど、多くの関連事業も予定しているところでございます。
 さらに、10月末には、姉妹都市提携等を締結している日本とフランスの自治体の市長、副市長などが集まり、地方都市の経済、文化、都市開発の在り方などについて議論を交わす「第4回日仏自治体交流会議」が、また、11月上旬には、中核市に共通する課題等について議論を深め、その活動と成果を全国に発信することなどを目的として、全国の中核市市長が一堂に会する「中核市サミット2014」が、本市で開催されることとなっております。
 これら各種イベントや会議等を成功に導き、交流人口の拡大や地域の活性化につなげ、「瀬戸の都・高松」の魅力を国内外に向けて発信するとともに、高松の都市ブランドイメージの向上を積極的かつ効果的に図ってまいりたいと存じます。
 今年は、私の2期目に掲げましたマニフェスト2011の実質の最終年ともなる年でございます。私自身、気持ちを新たにし、改めて市民皆様方との御約束を実現できるよう、全力を尽くしてまいりたいと存じております。議員各位ならびに市民皆様方におかれましては、格別の御理解・御協力を賜りますようお願い申しあげる次第でございます。


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