平成21年度高松市協働企画提案事業「『町屋DEショップ』からはじまる、仏生山の魅力再発見!」

佐々木所長

 協働企画提案事業は市民の発想をいかした事業提案を募集し、NPOと高松市が、よりよきパートナーとして、お互いの特性をいかしながら、社会的・公益的な課題に共に取り組み、市民サービスの向上を目指す事業です。高松市役所の各部署からの課題テーマ部門とNPO法の17分野から、NPOが社会的課題の解決を目指す自由テーマ部門の2部門があります。

 本事業は、地域政策課(仏生山出張所)の課題テーマ「半歩前へ…まちなか再発見から、町並み再生へ… 」を解決する事業です。

南部主査

 高松の秋の風物詩「高松秋のまつり・仏生山大名行列」。16回目を迎える平成21年は、本事業を通じて、沿道にある町家の軒下や駐車場を使って初めて、手作りの雑貨や菓子、とれたての地元野菜などの即売店のほか、医療専門学校などの生徒によるマッサージの「お接待」、大道芸なども行われ、家族連れなどでにぎわいました。

 写真の上側の方は、地域政策課(仏生山出張所)の所長で協働推進員の佐々木永治さん、下側の方は観光振興課の主査で協働推進員の南部隆之さんです。

協働のパートナー

市民側:協働している市民は、「仏生山家守ネット」です。

行政側:協働している行政は、地域政策課(仏生山出張所)と観光振興課です。


協働の形態は「委託」です。

協働の形態「委託」とは

公開プレゼンの様子

協働の役割分担

NPO:事業の企画(参加団体のプロデュース)、運営実施
行 政:事業の企画段階からの参画と事業全体の管理、開催経費の支出、開催・募集等の広報、イベント当日の人的援助。

 写真は、平成21年2月に開催された仏生山家守ネットの岡代表による公開プレゼンテーションの様子です。


要した経費 38,455円(高松市委託料38,455円)

プレショップちらし

この事業の目的

 仏生山本町通りは、歴史街道として都市景観形成地区に指定され、その佇まいは江戸から昭和の面影を残しています。しかしながら、現在では利用されていない町家が点在し、かつての活気も失われています。これからの賑わいづくりの試みとして、地域の人たちの手による町家を使った店舗を開店し、この店舗を核として古くて新しい仏生山の魅力を広く伝え、仏生山本町通りのこれからの新しい地域づくりのきっかけにしたいとするものです。
 写真は、本事業のちらし「仏生山町家でプレショップ」です。

事業の目標

・仏生山の人と組織や団体(行政・老人会・婦人会・子ども会等)を横断したショップ開店のためのグループが出来ている。

・仏生山大名行列が開催される平成21年10月18日に開催することとし、ショップが1店舗以上開店されている。以上のことを目指します。

当日の仏生山本町通りの様子


 当日は各店舗とも趣向を凝らした内容で33店舗が出店されました。子育てグッズや手作り雑貨、地元の食材を使った焼き菓子やパン、庵治石を加工した小物、ハーブや花の苗、こけ玉、讃岐コーチンの焼鳥などが販売されましたが、特に特徴的なショップを以下でご紹介します。

 写真は、「仏生山町家でプレショップ」で賑わう仏生山本町通りの様子です。

火山そば

仏生山町家でプレショップ出展店舗のご紹介@

そば打ち体験教室(出展者:火山そば研究会)

 仏生山町のそば好きのメンバーで構成された火山そば研究会がそば打ち体験教室を開催。自分たちで種まきから刈り取りしたそばを使って、常日頃から研究を重ねているそば打ちを多くの方々に体験して頂きました。大好評で13時30分には準備していたそば粉(約300玉分)を全て使い切ってしまいました。多くの方々に美味しかったと声をかけて頂きました。

 写真は店舗の様子です。

どろ団子ワークショップ

仏生山町家でプレショップ出展店舗のご紹介A

 どろ団子ワークショップ(出展者:土壁ネットワーク) 
昔はよく遊んだ泥団子遊び。近年、失われつつある土塗り壁の技術を守ろうと活動している「土壁ネットワーク」が泥団子遊びを通して、子どもたちに土の美しさや可能性、なにより土に触れる楽しさを知ってもらう機会として、泥だんごの体験教室を開催しました。準備していた数が足らなくなるくらいの予想以上の反響がありました。

 写真は子ども達がどろ団子を作っている様子です。

朝採れ野菜売り場 

仏生山町家でプレショップ出展店舗のご紹介B

おすそわけ野菜販売(出展者:山本ファーム) 

 いくつかの家族で一生懸命育てた野菜を子どもたちと一緒に100円均一で販売する市場です。売上げはおまけし過ぎてあまり出なかったらしいですが、いきいきと、そしてキラキラと輝きながら、自分達が育てた野菜を販売していた子どもたちがとても印象的です。
 
 写真はお客様で賑わう朝採れ野菜売り場の様子です。

ことでんミニ電車

仏生山町屋でプレショップ出展店舗のご紹介C

ことでんミニ電車(出展者:学生ボランティア) 

 ことでん様からことでんミニ電車のご協力を頂きました。子どもから大人まで、いくつになっても電車は楽しい乗り物です。あまりの人気に少し混乱が生じるかと多少心配をしておりましたが、香川大学生のボランティアのみなさんのテキパキとした誘導のおかげで事故も無く、多くの方々に楽しんで頂くことができました。ことでん様、ボランティアのみなさま、本当にありがとうございました。
 
 写真は子ども達で賑わうことでんミニ電車の様子です。

エキサイトバイク

仏生山町屋でプレショップ出展店舗のご紹介D

エキサイトバイク・大道芸(出展者:エキサイトバイク) 

 パフォーマンス集団「ExciteBike」がパントマイムやバルーンアートなどで仏生山のまちをさらに盛り上げてくれました。路上で行われたパフォーマンスには多くの人がその目を奪われ、大きな人だかりができていました。ステージで行われるパフォーマンスも素晴らしいですが、路上で行われるパフォーマンスは「まち」の空気を変えてしまう力があるものです。
 
 写真はエキサイトバイクの様子です。

施術体験

仏生山町屋でプレショップ出展店舗のご紹介E

手技療法お接待(出展者:仏生山鍼灸接骨院、四国医療専門学校) 

 まちを訪れて下さった方々や住民のみなさまにマッサージのお接待を行いました。施術した多くの方に喜ばれたのはもちろん、手伝って頂いた四国医療専門学校の方にも「楽しかった」と言ってもらえました。

 写真は施術体験の様子です。

事業の成果

協働の評価シートによる評価点数

設問 10
NPO 40
行政平均 4.5 3.5 4.5 3.5 3.5 4.5 43
地域政策課 43
観光振興課 43

仏生山家守ネット 岡昇平さん 

協働のパートナーに聞く

仏生山家守ネット
共同代表:岡 昇平さん
 
「仏生山町家でプレショップ」の当日は多くのお客様にお越し頂き、イベントとしては成功であったと感じています。まちを訪れたお客様、出店者のみなさま、地域のみなさま、私たち主催者側も含めて、みんなが楽しくすごせた一日でした。実際にそのようなお声をたくさん頂いております。今後は今回のイベントを通じてなんらかの新しい繋がりや活動が生まれるように努めていきたいと考えています。

 今年度は高松市との協働により新しい踏み出しを行うことができました。さまざまな経験が蓄積されたため、来年度からはNPO独自で継続していくことを計画しています。

 写真は、共同代表の岡昇平さんです。


仏生山まちぐるみ旅館プロジェクト

地域政策課長:村上 和広
 本事業の成功は、岡さん達地元のNPOの皆さんが当事者として主体的に参加されたことにより、地元の実情に合った、きめ細かく柔軟なサービスを提供できたことが大きな要因と考えています。また、佐々木仏生山出張所長の仏生山を良くしたいと思う熱意ともうまくマッチしたのではないでしょうか。いずれにしても、使命感あふれるNPOの行動に敬意を表する次第です。

 ここで、本事業とは別に、岡さんたちが取り組まれている「仏生山まちぐるみ旅館」プロジェクトをご紹介しましょう。江戸の情緒が漂う仏生山に残る町家を家主から借り上げ、これらを客室や飲食店、物販店として利用する一方、浴場は町内の既存の温泉を充てるなど、既存店を含め、まち全体で旅館の機能を担う構想です。町家の価値をうまく引き出し、それを起点にまちの魅力を高める循環をつくり、人が訪れたくなるまちづくりを目指しています。同プロジェクトが地域の人々の協力を得て、順調に進まれることを祈念いたします。
 図は、プロジェクトのイメージです。


松平頼重公にふんした大西市長

経済産業部次長(観光振興課長事務取扱):黒田 益光

 本事業が開催された同日には、初代高松藩主・松平頼重らによる墓参を再現した「高松秋のまつり仏生山大名行列」が行われ、絢爛な衣装による時代絵巻が、観光客らを魅了しました。この日は初代高松藩主の松平頼重公役に大西秀人市長が、姫役に「高松ゆめ大使」の松本千明さんが扮しました。公募で選ばれた約50人の一行と一緒に約1.5キロの道のりを、「おなーり、おなり」のかけ声に合わせ、約1時間半かけてゆっくりと練り歩きました。
 
 また、今年は、家守りネットの皆さんのご努力で、沿道にある町家の軒下や駐車場などで、手作りの雑貨や菓子、とれたての地元野菜などの即売や、医療専門学校などの生徒によるマッサージの「お接待」、大道芸などが開催され、行列が通過した後も、家族連れなどで大いににぎわい、感謝しています。
 
 写真は、初代高松藩主・松平頼重公役で白馬に乗り、古い町並みを残す「仏生山お成り街道」を練り歩く大西秀人市長です。

NPO情報

仏生山家守ネット

目的
仏生山本町通り沿いの町家の家主と店子のマッチングなどにより再活用を図りながら、町並みを保存し、町に新たな賑わいを創出する。

共同代表者:岡 昇平
所在地:高松市仏生山町乙114-5
電話:087−889−7750  
FAX:087−889−7720  
メール:okashohei@yahoo.co.jp

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