東ノ丸

 現在の県民ホールや県立ミュージアムが所在する部分が東ノ丸です。東ノ丸は外曲輪の魚屋(いおのたな)があった場所に寛文11年(1671)から堀を開削し、新たに新造された曲輪です。東ノ丸の北半は米蔵丸と呼ばれ、米蔵があった場所であり、南半は作事丸と呼ばれ、現代風に言えば高松城の修繕等を行う建築現場事務所があった場所と考えられます。
  なお、県民ホール建設に伴う発掘調査では、築城以前は中世の墓地があったことがわかっています。

艮櫓

艮(うしとら)櫓台

 東ノ丸の北東隅は城の中枢部の北東(艮)の方角にあたります。現在、桜ノ馬場に移築されている艮櫓は、本来この場所にありました。

写真:明治期の艮櫓(公益財団法人松平公益会蔵)

香川県立ミュージアム前の石垣

復元された東ノ丸東側石垣

 東ノ丸の北東部には石垣が残っており、国史跡に指定されていますが、それに続く東側の石垣が香川県立ミュージアム建設に伴う発掘調査で確認されました。発掘された石垣の上に、石を積み足して、石垣を復元しています。また、その東側は中堀であったことから水辺を作って堀をイメージできるようになっています。

写真:香川県立ミュージアムの復元石垣

作事丸

作事丸

 作事丸の発掘調査では、作事舎に伴うと考えられる礎石を検出しています。礎石の大きさは最大のもので長辺90cm×短辺40cmで、上面を平坦に仕上げ、中央部には直径5cm、深さ3cmのホゾ穴が穿たれていました。この礎石のホゾ穴の間隔が約2mであることから、1間は6尺5寸(197cm)を基準として建築されたことがうかがえます。

写真:作事丸の発掘風景


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